【ダブル】INC May 18位通過!(26-4 最終1811) 陽キャ隠キャスタン
こんにちは、nanです。
今回はINC Mayで使用した構築の紹介です。
戦績:26-4(回線切れ1) 18位
目次
【構築経緯】
以前の記事でも述べていた使用感の良かった
+スイッチトリルの形からスタート
(http://nandec091.hatenablog.com/entry/2020/04/02/203615)
◆「トリルエースの選択」
トリルアタッカーとして、欲しかった要素は
- 補完が取れる
- 非トリル時にも選出出来る
- ダイマックスをきってもきらなくても強い
の3点でした。
(上2点はスイッチトリルに求められるよくある要素なのでイメージは湧きやすいかと思います。
3点目はやなどは基本的に非ダイマ前提であり、逆になどはダイマ前提のトリルエースだと考えられます。
前者ですと、他のダイマ枠が削られた際に、
後者ですと、他のポケモンにダイマを切らざるを得ない場合にやや窮屈な立ち回りになりかねません。
ダイマックスの強さは何よりもその"柔軟性"にあると考えており、ゲームメイクを進めていく上で、状況に応じて自由にダイマックスを選択出来るエースを探しました。)
そこで注目したのがナットレイでした。
耐性及び耐久値の高さから非トリル下でも殴り合いが出来ること。また の苦手なや等の水タイプやトリルドサイドン、バンドリミラーに対して強く、逆にの苦手な炎タイプに対してが強く出る事が出来ます。
格闘タイプこそ一貫すれど、それ以外に関してはの縦の並びに非常に可能性を感じました。
◆「トリル要員の選択」
ここまでのトリル要員として、
- スイッチする観点から、サポート無しでもある程度トリル展開を狙う事ができる耐久性
- 特性におけるゲームメイクのアドバンテージ
- 格闘タイプの一環を無くしたい
という観点から必然的に唯一無二の存在であるサマヨールを選択しました。
◆ 補完2匹の選択
残りの2枠として当初は
格闘タイプの処理+ナットレイへの打点+トリルサポート枠としてHCイエッサン♀
呼ぶやへの牽制+非対策相手に対して明確な勝ちパターンの追加(ドリュミロによるミロアントに近い動き)としてとぐろミロカロスを使用していました。
S5の瞬間1位やINC Aprilはこの並びで使用していました。
INC使用構築(最高1808,最終1761)
— nan (@magikarp_poke) 2020年4月15日
今期のランクマ1位到達(4/10時点)もこれでした。ソムリエなので武神に鬼火、撃ちます()#ポケモン剣盾 #NintendoSwitch pic.twitter.com/hXKas8TTQK
ですが、などの高火力格闘タイプに対しては等倍ダメージを受ける為受け出しが難しい事や、この辺りから環境に増えてきた鉄壁ボディプレス型の処理の難しさからこの2匹を解雇します。
そこで改めて環境を考慮し、残りの2匹の選択として求められるものを整理したところ
①格闘タイプの受け+処理
②鉄壁ナットレイの処理枠
③トリルサポート要因
④PTの低速化回避
⑤雨パ+炎に強い枠
(優先度順)
でした。(多過ぎ!!)
特に①②に関しては1匹に処理を任せると負担が大きくなり過ぎる為2匹ともに共通する(とまではいかずとも大きく要件から外れない事は必須)事項としました。
そして
①②③の解答として炎技持ちのトゲキッス
①②④⑤の解答として特殊ドラパルトにたどり着きました。
構築経緯は異なれど、奇しくもと言う環境トップ4匹(見た目陽キャ)に補完2匹(隠キャ)を加えたかのようなPTとなりました。
【個別紹介】
性格:勇敢 (最遅)
実数値:207-204-131-*-120-59
努力値:H252 A252 B4
特性: 砂起こし
持ち物:弱点保険
技構成:岩雪崩/噛み砕く/馬鹿力/守る
ダイマ率35%
ザ・テンプレの弱保バンギ。
の並びで並べるだけならSを伸ばしたり他のアイテムも視野だが、裏に配置しトリルエースとしての役割も持たせたかったためHA最遅。
弱点保険は相手のにお見通しさせる事でハンパな弱点攻撃が飛んで来なくなり、相対的にバンギラスの耐久性を上げるアイテムでもあると考えています。
技構成は最強技の岩雪崩、タイプ一致技の噛み砕く、守るは確定。ラストはトリル下で相手のバンギラスの処理スピードを意識し馬鹿力を採用。
守るで相手のダイマックス技を受け弱点保険を発動させる動きや、トリル下でダイアーク+マジカルシャインのような動きも行います。
性格:陽気
実数値:185-187-81-*-85-154
努力値:A252 B4 S252
特性: 砂かき
持ち物:気合の襷
技構成:アイアンヘッド/10万馬力/岩雪崩/守る
ダイマ率10%
こちらもテンプレのドリュウズ。
持ち物を球から襷に変更した理由としては、ドリュウズにダイマを切らずに役割を持たせたかった為。
地震ではなく10万馬力なのは横の空いてるポケモンがトゲキッスのみであるという点と相手のガエンやウインディの処理スピードを上げる為。
性格:勇敢 (最遅)
実数値:181-160-152-*-136-23
努力値:H252 A252 B4
特性: てつのとげ
持ち物:突撃チョッキ
技構成:ジャイロボール/パワーウィップ/ボディプレス/†地ならし†
ダイマ率:40%
炎タイプ以外ほぼ全てに役割を持てる顔面隠キャ。
バンドリの呼ぶ水タイプの受け出し→処理を担い、また相手のPTやゲームの進行具合で、ダイスチルやダイアースでサマヨールと並べて要塞化し詰めていくプレイングも可能に。
技構成は叩き落とすやタネ爆弾などは選択だが、叩き落とすはサマヨール以外にほとんど打たない事、タネ爆弾があってもパワーウィップを選択する場面が殆どである事からバンギラスの弱保とも相性が良く、ダイマ中に炎タイプへの打点や要塞化を狙える地ならしを採用。
持ち物は火力アイテムや混乱実、半減実なども候補だが、元々炎タイプへあまり役割を持てない事や水タイプへの受け出しという役割から突撃チョッキを採用。
性格:呑気(最遅)
実数値:147-*-178-*-171-27
努力値:H252 B92 D164
特性: お見通し
持ち物:進化の輝石
技構成:ナイトヘッド/痛み分け/鬼火/トリックルーム
調整:陽気球DMドラパのダイホロウ最高乱数以外耐え余りD
強特性より優位にゲームメイクを進められなおかつ高耐久という優れポケ。技構成は単体として非常に詰め性能が高く、置物になりにくい自分の1番好きな形。
物理環境である為鬼火の通りがよく、特に重くなりがちなサマヨール+ドサイドンに対して強く出れる点やダイスチルやダイアースで要塞化し詰めると言った勝ち筋も可能に。
技を全部見せる前まではサイドチェンジ読みの行動をしてくれる相手も多くいる為、小出しにしていく立ち回りも心がけたりします。
チョッキと火炎玉以外の武神には積極的に鬼火を撃ちます。どうしようもなければチョッキ武神にも鬼火撃ちます()
変態特性からして生粋の隠キャ
性格:控えめ
実数値:191-*-119-187-135-100
努力値:H244 B28 C236
特性: 強運
持ち物:ピントレンズ
技構成:マジカルシャイン/熱風/この指/守る
調整:HP16n-1,C11n
HB : A204バンギラスの手助けWダメ雪崩最高乱数切り耐え。
ダイマ率5%
上記の通り格闘タイプ及びナットレイへの処理スピードを意識しHCベース。
てんめぐエアスラも強いが、サポートとして初手に出すだけでなく雑に削りを入れる動きをしたかったので強運+レンズで採用。
ドラパルト
性格:控えめ
実数値:163-*-96-167-95-194
努力値:B4 C252 S252
特性: すり抜け
持ち物:拘り眼鏡
技構成:シャドーボール/流星群/火炎放射/10万V
ダイマ率10%
火力ラインは非常にギリギリで、命の球と眼鏡では多くの仮想的への乱数が変わってくること、
また選出的にスイーパーの役割を担う事も多い為、拘ることのデメリットが比較的少なく感じ控えめ眼鏡を採用。
(流星群:H252DMドラパ高乱数1発(93.75%)、H252ローブシン確定1発、H4DMジュラルドン乱数1発(37.5%)、H252FCロトム乱数1発(50%)
火炎放射:H252D↑ナットレイ乱数1発(56.25%))
特性は不意の身代わりに対する負け筋ケアや、壁構築に対して強く出れるためすり抜けを採用しました。
【基本選出】
①
表:
裏:
コータスのいないトリパ相手や選出に迷ったら基本的にこれで出します。
ドリュウズを残した状態でトリルを展開しトリルが切れた後にドリュウズで詰められるとベストです。
サマヨール+ナットレイで要塞化して詰めていくのも大きな勝ち筋になります。
②
表:
裏:
トリル展開が狙える場合はまずこの選出を第一に考えます。
指+トリル(指なくても大丈夫そうならマジシャで削りを入れつつトリル展開)
バンギorナットの刺さってる方をダイマし制圧していきます。
③
表:or
裏:or
上記2つで厳しい場合はコレでいきます。
ローブシンやナットレイ入りには必ずキッスとドラパ両方選出するようにします。
◆有名構築に対しての選出
VS系統
表:
裏:ororor
基本的にトリル下のバンギラスやナットレイが刺さっている事が多いためその展開を狙います。
相手のバンギの持ち物次第で大きくプレイングが変わる為、初手はサマヨールと、弱点を付け襷で行動保証があるドリュウズを選出。
裏は相手に刺さっている2匹を選出。
VS 系統
表:
裏:+or
初手のお見通しで純正のドラパセキタンザンか偽装かを判断します。(ちなみにハングル4文字がドラパルト、3文字だとセキタンザンです。)
取り巻きで大体ローブシンがいる為キッスを大切に立ち回るのが鍵です。
ダイアースでセキタンザンは†飛び†ます。
VSラプラス系統
表:or
裏:oror
お見通しでラプラスが弱保かどうか確認します。
基本的に相手の壁ターン及びダイマターンをやり過ごす動きを目指していく為、炎タイプがいなければサマヨール+ダイマナットレイの並びを意識します。
壁ターンが残っていてもダイマターンさえ凌げれば、強運キッス+すり抜けドラパである程度問題なく立ち回れます。
VS天地魔闘系統()
表:
裏:
基本的にダイマバンギがよく刺さります。
相手の初手がの場合はバンギ方向にアイヘ+マジカルシャインで落としにいきます。
のような形で選出してこられた場合はキッス→バンギ引きからある程度有利に立ち回れます。
【あとがき】
今までダブルをやってはいましたが、今回初めて真剣にVGC予選抜けを意識して初めて取り組んだので結果が伴ってくれた事はとても嬉しいです。
(JCS自体は中止になってしまいましたが)
INC April自体も35-10(回線切れ5回、被切断バグ2回)という形だったので抜けていたかは分かりませんが、今回がただのラッキーパンチでは無く、シーズンを通してある程度戦えている結果だったのではないかなと感じます。
JCSはありませんが、代わりにPJNOというとても大きな大会を企画してくださっているのでそこまでは20ルールにしっかり向き合っていきたいと思います。
何か質問があれば(@magikarp_poke)まで
ではでは〜 ノシ
PJNO向けの構築が全然思いつかない顔